共著論文が出版されました。主に菊地さんによる仕事で、モデル化された両親媒性分子で作られた二重膜の揺らぎの性質を調べ、温度により膜の復元力が界面張力から弾性にクロスオーバーすることを確認したものです。以前、単層膜の揺らぎから支配的な復元力を調べた研究[S. Kikuchi and H. Watanabe J. Chem. Phys. 158, 124901 (2023)]と相補的な内容であり、同じ分子で構成された単相膜と二重膜の力学的な性質の差も論じています。
Title: Fluctuation of a Bilayer Composed by Amphipathic Molecules
Authors: Shunta Kikuchi and Hiroshi Watanabe
Published: 2024/10/10
J. Phys. Soc. Jpn. 93, 114601 (2024)
https://doi.org/10.7566/JPSJ.93.114601
DOI: 10.7566/JPSJ.93.114601
